思いでのある道具。佐藤

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ぼくがスタイリストになった17年前はシザーはできるだけ小さいものが支流でカットコームも小さいものでした。

カットのセミナーもサロンの先輩も小さい道具を推奨していましたので、自然とぼくもそうなりました。

丁度カット&ブローの時代から、ハンドブローに変わる変換期でしたので、ヘアデザインもファッションも自由に満ち溢れていた印象です。

スタイリストデビューしたばかりのぼくは、もっとデザインの幅を広げたくて試行錯誤している時期でもあり、もっと言えば圧倒的な実績を求めいていました。

先輩美容師超える為の取り組み

①換する量は必ず質に転

質ばかりを気にして、量をこなすことを手放してはならない。

質の評価は自己評価、主観でしかないからだ。

本当に大切なのは量である。大量行動はいずれ本物の質に転換する。目先の質よりもまずは量をこなす具体的な行動。

1日のお客様数は先輩の方が多いので、その差を埋める為にもサロン後モデル練習。

②他人との違いを恐れない

一人一人価値観は全く異なる。だから、何が正しくて何が間違っているのかという観点で考えるのは認識違いである。

人と違っていることは恐れなくても良い。自分を理解し、自分をどこに、どのように導いていくのかを考える取り組み。

得意なデザインに逃げない。

③具体的な行動を変えない限り、決意だけでは何も変わらない。

まずはウィッグを使って技術検証、次にカットモデルさんで実践、メリット、デメリットを確認した上でお客様に提供。

大切なことは髪質に適しているかが、最も重要だと言うことを忘れてはならない。

画像①がウィッグで練習している頃のカットコーム

画像②がモデルカットを練習している頃のカットコーム

 

コームの長さが違うのがお分かりですか?

現代はいろんな形のカットコームが当たり前ですが、2000年初期は長いコームを使用しているだけで、斬新な時代でした。

今振り返ると!そんなことで?って思いますよ。

そのくらいサロンのやり方に従う時代でした。

カットコームYS-331は僕にとって思い出がある道具です。

 

 

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未来は自分次第。